遠爺の「カッコつけドリル」~其の参“「エチケット・マナー」を大切に” ~

前回の「フィガーは図形」では、いきなり「ワルツのナチュラル・ターン」に入ってしまいましたが、ワルツは円舞曲であり、もう一つの特徴である「ライズ&フォール」を飛ばしてしまいましたので、ここで吟味したいと思います。

「クローズド・チェンジ」をペアを組んで、繰り返します。男子・前進を何小節を続け、後退に変えて何度か続けます。この前進或いは後退への切りかえと、反対に後退から前進への切りかえが女子に上手く伝わったでしょうか。ホールドの維持と、正しい体重移動(社交ダンスのすすめ/参照)のドリルが上手くいって居ればOKでしょう。

次に、同じクローズド・チェンジで、「2の横」を、”横・斜め前”にステップし、前述同様に男子・前進、後退を適宜変えつつドリルってみて下さい。

これが慣れて来ると、ワルツのリズムを楽しく感じ、ゆっくりと大きく調子がついて一層の楽しさを感じてくると思います。

その上で、前回のナチュラル・ターンに入ると、本当にワルツを踊ってる、という感覚で調子よく取り組む事が出来ることでしょう。

(岩手スポーツ マガジン「スタンダード」に掲載されたクラブでの活動の様子)

さて、社交ダンスは、例えばフォーク・ダンス等の様にステップの順番が決まって居ませんね。踊る曲事にステップが決まっていて、一つのフレーズを2小節か4小節を踊り、次のフレーズを4小節繰り返し、また最初のフレーズに戻る、といった踊りのダンスで有れば、参加者が各々ステップを覚え、順番通りに踊って楽しみます。

しかし、社交ダンスは、様々な種目があり、その種目の中でも様々なフィガーを楽しみ、しかも順番はペアごとに自由に踊りこなします。そして、その順番は、男子のリードで進められて行くのは既に承知で楽しんでいます。これは、身体の骨組みや、感受性の点等、男子・女子の持っている長所を活かし合うこと、と伝えられています。

それにはお互いの、ホールドの正しい枠組と、バランスの取れた体制でのフットワークが大切で、男子側も女子側も正しい基本を身に付けることが大切です。つまり、リードの術とか、フォローの術とか別々の習い事ではなく、同一の習い事の所作で伝え合うのです。

つまり、パーティーでの踊り方も、競技での踊り方も、基本的には同じです。

社交ダンスには、日本に伝わって来た頃から紳士・淑女ともにエチケット、マナーを重んずる社交の場として、舞踏として憧れの的と伝えられています。

その解釈として明快な解説はありませんが、”エチケットはルールに近く”、”マナーは心遣いの要素が強い”と理解されているようです。

社交ダンスも競技ダンスも、ルール(エチケット)はマニュアルに沿って、基本的に同じ様に考えて良いのではないでしょうか。

多少の考え方に相違があるのが、パーティー等で踊る社交ダンスでの、所謂マナーの点が課題になる、と言っても過言で無い言えると思います。

私の場合、パーティーでは、初めてお相手する方も含めて、ベーシック・フィガーを中心に踊り、周囲の状況を見て、曲の後半に2っ程のポピュラー・バリエーションを加える程度に収めるように心得ます。時には、女性の方から「次、ワルツを踊って下さい」など予約を受けたときは、バリエーションも試みる場面もありますが、大袈裟なフィーリングは避けて踊ります。

つまり、場所に合ったダンスで、お相手に喜んで貰えるダンスを楽しみます。勿論、自分も楽しみます。

ベテランの参加者も、雰囲気を心得て、楽しんで居る方が多いようです。

そこで、クラブで主催するパーティーでは、時に”ミニ・デモ”を御願いして、各々のサークルで習っているフィガーを、仲間同士のペアで、フロアーも広く使えて、チョット憧れるフィガーを見せて頂く機会を設けて、満足頂く様に(配慮)し、また自分達の新たな目標にするなどの意味を含めて考えて居ます。

また時には、私の方から”ワンポイント・レッスン”として、充実したダンスへの取り組みを紹介するなども行っています。

そして、踊りの流れに逆走したり、同一場所から抜けきれないでタムロしたりしない様に。また、時には音楽のリズムを外さない様になど、基本的なレクチャーをしています。

最近、自動車運転で逆走したり社会問題があるので、”エチケット・マナーを守るのは、社交ダンス愛好者としての誇り”であり、その踊り方は、ホールでも正しい踊りに努めるよう伝えて居ます。ドリルでも紹介するスポーツや日常の生活の行動にも参考にする沢山の事例がありますので社会問題もその一つ、基本の大切さを伝えています。

多くの競技選手もパーティーでは、それほど目立ったダンスを行わない方が多いと思います。さらに、やっぱりアスリートには、基本がしっかりしているので、踊り易くて楽しく踊ってくれるのは、当然と言えば当然で、一般ダンスファンの方達には憧れの姿に見えるのは当然でしょう。

さて、ドリルです。

[図-1]は、ステップの歩幅が殿程度か、無理せず、快適にステップを踏むために、自然の姿と共に確認したいと思います。

この例から見ると、ワルツのライズ&フォール”を考える時、概ね50㎝ほどの歩幅が無理無く可能範囲と思われますね。私の靴は25.5㎝ですから、トォからヒールの間に「足底、2枚」程度のステップ幅が自然に出来る様です。

ブルースの場合は、”ライズ&フォール”が無いので、「足底、1枚弱」程度で快適に踊ることが出来ると思われますね。

図が下手で御免なさい。コラムを拝見すると、とても素敵なイラストがあって本当に楽しいですね。ダンス愛好の方々ってやっぱり美しい物への憧れを感じられて、これも学んで行きたいと思います。これからも宜しくお願いします。

カッコつけて踊る術をドリルってみましょう!

                                                      (スマイリー・遠爺)